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李衣菜「ポッキーの日って何?」みく「!?」 [転載禁止]©2ch.net

1 :名無しですよ、名無し!(秋):2015/11/11(水) 00:49:47.50 ID:vtmqqz6b0
・短編
・キャラ崩壊あるかも
・みくりーな百合百合イチャイチャ

以上のことが理解できる方はどうぞ。
事前に書いていたものをコピペで貼るだけですのですぐ終わるかと
視点は李衣菜基準、後にそれを元に改変したみく視点を載せます。

作数も少なく下手かもしれませんがよろしくお願いします。
文章上、キャラ設定上の問題は指摘してもらって構いません。いや指摘してくださいお願いします

2 :名無しですよ、名無し!(秋):2015/11/11(水) 00:50:42.41 ID:vtmqqz6b0
ーー女子寮、みく個室

「ふぅ…終わった…燃え尽きたぜ…」

少し前までイベントライブでぶっ続けで歌っていたからか、多少喉が痛む。
まぁ色々歌って楽しかったし、お客さんも盛り上がってたからいいんだけどさ。

その後にみくに誘われ、女子寮に泊まることになった訳。

ーーで。


「みくはずっとパソコンいじって…何を調べてるの?」

「掲示板サイトとかの批評を見てるのにゃ」

「ーーは?」

…何を言っているんだろうかこの猫は。
掲示板サイトで批評を見るのは少しヤバくないかな…?匿名だろうけど、口振りとかでいつかバレそう…
ーー自分で言っておいて何だけど、ありえそうで怖い。

3 :名無しですよ、名無し!(秋):2015/11/11(水) 00:51:17.26 ID:vtmqqz6b0
「…ちなみに、批評はどうなの」

「結構良いみたいだよ」

「へぇ」

評判も良いと分かって少し安堵。アスタリスクも結構進出してるし、多くの人に知ってもらえている。
他のユニットとは違って曲に重要な歌詞も自分たちで書いているのだから、その喜びは大きいと思っている。ーー苦労も大きいけどね。

掲示板だと大規模だから批判も目立つかと思ったけれど、みくが言う限りそこまでは無いのかな。ーーしばらくは解散芸やらなくていいかな。芸じゃないけど。

ふと画面の左下に表示されている時計を見る。既に6時を過ぎていた。
ーーちなみにWindowsが入っているが、時計はカスタマイズして作っているのでそれなりのデザインになったとは思っている。

「そろそろ、夕飯も作らないとね」

流石にライブの後だし昼から何も食べていないのでお腹がすいている。
ーーここに来た時は夕飯はみくと二人で作っている。材料は残っていないので買い出しにも行かなきゃいけない。

「みく、買い出し行こ?」

「ん、分かったにゃ」

そう言いつつも私は既に用意は済ませている。ーーみくも終わったかな?

「ま、スーパーで大半安売りで手に入るし、問題はないと思うにゃ」

「だね」

置き去りにされているパソコンーー私が自宅から持ってきたのだがーーを仕舞い、スーパーへと向かった。

4 :名無しですよ、名無し!(秋):2015/11/11(水) 00:51:47.09 ID:vtmqqz6b0
ーースーパー店内

「今日の夕飯は何にしようかにゃあ…ーーこれかな?」

「おっ、何かあった?」

みくが何か見つけたようなので駆け寄る。みくの手にはーーカレールーが握られていた。

「最近作ってなかったし、ちょうどいいからこれにするにゃ」

「ーー適当に切り身煮込んで入れておこうかな…」

「…李、衣、菜、チャーン…?」

みくが握っていたカレールーの箱をこちらに向け睨んでくるーー怖い。

「わわっ冗談、冗談だって!それとカレールーの箱の角結構痛いからやめて!」

ーーただの紙箱でも、角で殴られると物凄く痛いのだ。

そんな冗談ーーにしては殺気が凄かったけどーーを交わしてふと目をそらすと、視線の先には。


"11月11日はポッキーの日!"

それなりに安いので一箱買い物カゴに突っ込んでおいた。わざわざ宣伝するとは何か意味があるのだろうか?確かに棒4本なのは納得できるけど。
ーー後で調べてみるか。


そのあとは野菜類を適当に買い集め、寮に戻ることにした。

5 :名無しですよ、名無し!(秋):2015/11/11(水) 00:53:04.52 ID:vtmqqz6b0
ーー女子寮、調理場


「李衣菜チャン、切った野菜はこっちに頂戴」

「りょーかいっ」

ある程度野菜を切り、鍋の中へ放り込む。鍋には事前に火を通してあるのであまり時間はかからず煮込めるはずだ。
あとはルーをいれて放置するだけ。その間無言なのも虚しいので、会話を繋げるついでにみくに聞いてみることにした。

「あのさ、みく」

「ん、何?李衣菜チャン」

「スーパーで見かけたんだけど…ポッキーの日、について知ってることある?」

「!? な、な、な…」

聞いた瞬間に顔を真っ赤に染めて、かなり驚いているようだ。そんなに恥ずかしい事と関係があるのか?

「言いにくい事なら言わなくてもいいんだけど…」

「李衣菜チャンになら、言っても、いい」

恥ずかしさのあまり小声になっているが、聞こえているので良しとする。
なんだがみくにとって重要な日みたいな素振りだった気がする……

ピピピピピ、ピピピピピ…

タイマーの音が鳴り響く。煮込みも終わったみたいだ。

「とりあえず食べよう、か?」

「…うん」

6 :名無しですよ、名無し!(秋):2015/11/11(水) 00:54:22.76 ID:vtmqqz6b0
「ふぅ〜、美味かったぁ」

「ご馳走様。…それで、さっきの事なんだけどね」

「ーーうん」

急に真剣な表情に変わる。かなり重要なことみたいだ。
椅子に座り、耳を傾ける。

「…どこが発祥なのかは知らないけどね、ポッキーゲームっていうのがあるにゃ」

「ポッキーゲーム?…何かの遊び?」

「そうにゃ。二人でポッキーを両端に咥えて、真ん中に向かって食べていくの」

「うん」

「だから、ね。最後まで行くと、その……キス、しちゃうのにゃ」

「なるほど…」

内心物凄く驚いている。自分でいうことではないが、私も年頃の女の子。それがどういう事なのか位はわかる。

そんな事を私に向かって真剣に話してくるみくは…かなり恥ずかしかっただろうな。
ーーって、真剣に話して来るってことは、つまりーー


みくとポッキーゲームをする、ということ?

みくはユニットメンバーだけど、私はそれ以上に好きだと思ってる。本人には言ってないけど。
でもみくが本気でそれをしたいのかも分からない。ここまできた以上はノリでやらなきゃ行けない雰囲気になってる気がする。大丈夫なのだろうか。


「だから、李衣菜チャンと…その、してみたいな、って。」

「……」

この状況でポッキーゲームをするというのは、告白とほぼ同義。
ーーでもみくは本気で言っている。

私は誰よりもみくの事をわかっているつもり。故に本気かノリかくらい見分けがつく。

何も言わず、椅子から立ち上がる。

「…李衣菜、チャン?」

「やるんでしょ、ポッキーゲーム。ポッキーがないと話にならないじゃん。…そこで待っててよ」

何でこうも素直に言えないのかと自分に腹が立つが、気にしている暇はない。
みくも気付いていなかったのか、置き去りにされていたビニール袋の中に、あった。

「あったあった」

椅子に座り直し、開封する。
案の定数多いポッキーが出てきた。ーーいや、出てこないと困るけど。

7 :名無しですよ、名無し!(秋):2015/11/11(水) 00:54:49.31 ID:vtmqqz6b0
「じゃあみく、これ咥えて目瞑って待っててよ」

「あむっ」

「まだ噛んじゃダメだからね」

そう言い、みくの口先からぶら下がっているポッキーに口を近づける。
咥えた瞬間、みくの顔が赤くなるのがわかった。ーー私の顔からも熱が冷めない。

8 :名無しですよ、名無し!(秋):2015/11/11(水) 00:55:53.64 ID:vtmqqz6b0
ーーさくっ

一口噛む。言葉なんて交わす余裕がない。みくも理解したのか、一口ずつ噛み始めた。




ーーさくっ、さくっ…

一口噛む度に顔が近付いていく。熱は冷めないが、どこか嬉しい気持ちもあった。




ーーさくっ、さくっ…

距離をどんどん詰めていく。それに比例して温度も上がっていく。




ーーさくっ、さくっ…

恥ずかしさで離れそうになるが、必死に堪える。気づけばみくの顔が目の前にあった。




ーーちゅ

みくの唇が触れる。顔の熱が移ったのか、元々なのか。暖かく感じられた。
今は他の事を考えずにこのまま感じていたい。そう思えてしまう。

「ぷはっ」

みくも息が辛くなったのか、唇を離す。

そして5秒か、1分か。そんな時間が経った頃。

「みくは、李衣菜チャンが好き」

「ーー私も、みくが好き」

互いに愛を伝え合う。やっと素直に言えた気がする。

「今度はポッキーとか無しで、しない? みく」

「ーーうんっ」

9 :名無しですよ、名無し!(dion軍):2015/11/11(水) 11:20:50.37 ID:btSc88bi01111
支援

10 :名無しですよ、名無し!(dion軍):2015/11/11(水) 11:21:33.51 ID:btSc88bi01111
IDがポッキーだ

11 :名無しですよ、名無し!(庭):2015/11/12(木) 13:35:57.40 ID:pWcGpCtuS
支援

12 :名無しですよ、名無し!(茸):2015/11/12(木) 17:45:39.97 ID:4ktr8HRhS
いいね!

13 :名無しですよ、名無し!(dion軍):2015/11/12(木) 22:37:31.19 ID:H8zhp0jT0
素晴らしい

14 :名無しですよ、名無し!(秋):2015/11/13(金) 19:13:52.64 ID:w4RjsBpx0
>>9 >>11 >>12 >>13
ありですー
連投と睡眠で投下できていなかったので残り投下していきます
>>10
1111おめ〜

15 :名無しですよ、名無し!(秋):2015/11/13(金) 19:16:51.02 ID:w4RjsBpx0
ID変わってます、一応通知

ーーちゅっ

口付け。ポッキーゲームとかそんなのじゃなくて、前座の無い素直な口付け。

「ーーん、ちゅるっ、ちゅぷっ…んー、んー」

みくの発した擬音。でも私には理解できた。
閉じていた歯を開けるとーー予想通り、舌が入ってきた。

ーーこの一時がずっと続けばいいのに。

「「ぷぁ」」

呼吸が辛くなったので一旦離し、呼吸を整える。

ーーそしてまた、深い深い口付けを交わした。

16 :名無しですよ、名無し!(秋):2015/11/13(金) 19:17:54.29 ID:w4RjsBpx0
ーー翌日、事務所

「おはようございまーす」
「おっはにゃー」

「おっ、噂の人がやってきたよ?…昨晩はどうだったかなっ?」

「未央…チャン?」

たった一晩で広がるとは思えないが、自覚があるので否定出来ない。
一体どこの情報網と繋がっているんだろうか、この人は。

「えっと、知ってる…の?」

「あ、事務所より外には漏れてないから大丈夫だよ☆」

「……ねぇ、李衣菜チャン」

「ん?」

みくの方を向くと、小さな箱が二つ握られていた。

「みくが今この箱で何をしたいか…李衣菜チャンなら分かるよね?」

そして、箱を一つ手渡された。
あまり使っておらず、綺麗なままだ。
ーー角もきれいに尖っている。

「…奇遇だね、私も同意見だよ」

「お、おやおや、お二人さん?一体どうされました…?」

未央の顔が一気に恐怖の色に染まる。無理もないだろう。
物凄く痛いのが見て取れるような尖った箱の角を両目に突き付けられ睨まれているのだから。

「あっはは…ごめんねっ☆」

「あ、ちょ、こら待てえええええ!!」

「絶対に逃がさないにゃあああ!!」

「角突きつけて追いかけるのは流石に怖いってば〜!」

〜完〜

17 :名無しですよ、名無し!(秋):2015/11/13(金) 19:19:43.87 ID:w4RjsBpx0
みく視点版も投下していきます

ーー女子寮、みく個室

「ふぅ…終わった…燃え尽きたぜ…」

李衣菜チャンとアスタリスクのライブをずっとやってて疲れている。
色々な曲を歌って、盛り上がって、自分も楽しくて。

李衣菜チャンは疲れていただろうし、久しぶりに二人で過ごしたかったので寮の部屋に誘った。

と言いつつも、私は李衣菜チャンのパソコンを借りて掲示板サイトを渡っている。

「みくはずっとパソコンいじって…何を調べてるの?」

「掲示板サイトとかの批評を見てるのにゃ」

「ーーは?」

アイドルたるもの、自身の評価は常に追いかけていくべきだと思っている。
こうしてほぼ毎日調べて、意見は出来る範囲で参考にしたり。
たまに斬新な考え方が載っていたりするので欠かしていない。

「…ちなみに、批評はどうなの」

「結構良いみたいだよ」

「へぇ」

評判が悪くないのは救いだと思う。掲示板だと批判意見が集まるかなと思ったが、考えていたよりも目立った批判はなかったようで安心している。

「そろそろ、夕飯も作らないとね」

そう李衣菜チャンが呟いたので時計を見てみると、もう6時を過ぎていた。
そろそろご飯を作らなきゃいけない。でも材料はもうないと思うし、買い出しも行かなきゃ…疲れてる時に限って、なんで余ってないんだろう。

「みく、買い出し行こ?」

「ん、分かったにゃ」

了解の意を示し、準備を始める。とはいえ財布と携帯だけあれば何とかなるので、すぐに終わった。
財布は金銭で満たされているわけではないが、行こうとしているスーパーでは安売りが結構頻繁にやっているので、そこまで費用がかからない。

「ま、スーパーで大半安売りで手に入るし、問題はないと思うにゃ」

「だね」

そのまま二言三言話し、スーパーへと向かった。

18 :名無しですよ、名無し!(秋):2015/11/13(金) 19:23:10.08 ID:w4RjsBpx0
ーースーパー店内

「今日の夕飯は何にしようかにゃあ…ーーこれかな?」

店内を歩き回って、よさそうな食材を探しつつメニューを考えていた。
ーー今日は李衣菜チャンもいるからより慎重に。
そんな中、そこそこ安売りのカレールーを見つけた。丁度野菜も多くは安売りの時期だったので、ほぼ確定か?

「おっ、何かあった?」

気になっているのか、李衣菜チャンが近寄ってくる。それに対し持っていたカレールーの箱を見せる。

「最近作ってなかったし、ちょうどいいからこれにするにゃ」

「ーー適当に切り身煮込んで入れておこうかな…」

「…李、衣、菜、チャーン…?」

半分怒りに任せ、持っていたカレールーの箱の角を向ける。こうすれば大抵李衣菜チャンは折れる。

「わわっ冗談、冗談だって!それとカレールーの箱の角結構痛いからやめて!」

ーーただの紙箱でも、角で殴られると物凄く痛いのだ。

そのあとはいつの間にかいなくなっていた李衣菜チャンを回収し、野菜類を適当に買い集め、寮に戻ることにした。

19 :名無しですよ、名無し!(秋):2015/11/13(金) 19:23:35.55 ID:w4RjsBpx0
「李衣菜チャン、切った野菜はこっちに頂戴」

「りょーかいっ」

火は通してあるし、そこまで時間はかからないはずだ。このまま放置していても大丈夫か。
ーーうん、いい匂い。我ながら良い出来だと思う。

「あのさ、みく」

「ん、何?李衣菜チャン」

突如、李衣菜チャンが話しかけてきた。…話すか否か迷っているような表情。

「スーパーで見かけたんだけど…ポッキーの日、について知ってることある?」

「!? な、な、な…」

李衣菜チャンの口から発せられるとは思ってもいなかったので凄くおどろいている。
今日は11月11日だ。すっかり忘れていた。

「言いにくい事なら言わなくてもいいんだけど…」

「李衣菜チャンになら、言っても、いい」

恥ずかしさのあまり小声になっているが、聞こえている様なので良しとする。


ピピピピピ、ピピピピピ…

沈黙の中、タイマーの音が鳴り響く。煮込みも終わったみたいだ。

「とりあえず食べよう、か?」

「…うん」

20 :名無しですよ、名無し!(秋):2015/11/13(金) 19:24:25.77 ID:w4RjsBpx0
「ふぅ〜、美味かったぁ」

「ご馳走様。…それで、さっきの事なんだけどね」

「ーーうん」

李衣菜チャンも真剣な表情になって、耳を傾けてくれている。

「…どこが発祥なのかは知らないけどね、ポッキーゲームっていうのがあるにゃ」

「ポッキーゲーム?…何かの遊び?」

「そうにゃ。二人でポッキーを両端に咥えて、真ん中に向かって食べていくの」

「うん」

「だから、ね。最後まで行くと、その……キス、しちゃうのにゃ」

「なるほど…」

言ってしまった。ここまで言ったら、直接言わなくてもみくが李衣菜チャンとしたいことくらい…絶対バレる。
ポッキーゲームをするというのは、ほぼ告白と同義だ。受け入れてもらえるかは当然分からない。


「だから、李衣菜チャンと…その、してみたいな、って。」

「……」

隠していても無駄なので本心を告げる。

ーー李衣菜チャンは何も言わず、立ち上がった。
否定された、ということなのか。不安が大きくなる。

「…李衣菜、チャン?」

「やるんでしょ、ポッキーゲーム。ポッキーがないと話にならないじゃん。…そこで待っててよ」

ーーてっきり拒否してくると思っていた。受け入れてくれるとは心外だ。

でも、嬉しい気持ちもあった。受け入れてくれて、直接的じゃないけれど、やろうって言ってくれて。

ーーポッキーは買いに行くと言うのだろうか?とりあえずは言われたまま待っておく。

21 :名無しですよ、名無し!(秋):2015/11/13(金) 19:26:46.72 ID:w4RjsBpx0
「あったあった」

李衣菜チャンがそう言いつつ椅子に座り直す。
知らないあいだに買っていたというのだろうか。

「じゃあみく、これ咥えて目瞑って待っててよ」

「あむっ」

「まだ噛んじゃダメだからね」

噛まない様に必死に堪える。ポッキーに…感触が、伝わった。

ーーさくっ

李衣菜チャンが一口噛んだ。何も言っていないが、ポッキーゲームなんて相当恥ずかしいだろうし、言葉を交わす余裕はないのだろう。
それに合わせて、みくも一口ずつ噛み始めた。

ーーさくっ、さくっ…

一口噛む度に顔が近付いていく。相変わらず熱は冷めないが、どこか嬉しい気持ちもあった。

ーーさくっ、さくっ…

距離をどんどん詰めていく。それに比例して温度も上がっていく。

ーーさくっ、さくっ…

恥ずかしさで離れそうになるが、必死に堪える。気づけば李衣菜チャンの顔が目の前にあった。


ーーちゅ

李衣菜チャンの唇が触れる。顔の熱が移ったのか、元々なのか。暖かく感じられた。
今は他の事を考えずにこのまま感じていたい。そう思えてしまう。

「ぷはっ」

若干息が辛くなったので、唇を離す。

そして5秒か、1分か。そんな時間が経った頃。

「みくは、李衣菜チャンが好き」

「ーー私も、みくが好き」

互いに愛を伝え合う。やっと素直に言えた気がする。好き、って。

「今度はポッキーとか無しで、しない? みく」

「ーーうんっ」

ここまで来て、今更戻る気はない。
李衣菜チャンの言葉を肯定し、近付く。

22 :名無しですよ、名無し!(秋):2015/11/14(土) 02:06:45.81 ID:GfxkB7Pm0
ーーちゅっ

口付け。ポッキーゲームとかじゃなくて、前座の無い素直な口付け。

「ーーん、ちゅるっ、ちゅぷっ…んー、んー」

みくの発した擬音。でも李衣菜チャンの歯に舌を当てると気付いたのか、通してくれた。
ーーこの一時がずっと続けばいいのに。

「「ぷぁ」」

呼吸が辛くなったので一旦離し、呼吸を整える。

ーーそしてまた、深い深い口付けを交わした。

23 :名無しですよ、名無し!(秋):2015/11/14(土) 02:07:51.60 ID:GfxkB7Pm0
ーー翌日、事務所

「おはようございまーす」
「おっはにゃー」

「おっ、噂の人がやってきたよ?…昨晩はどうだったかなっ?」

「未央…チャン?」

たった一晩で広がるとは思えないが、自覚があるので否定出来ない。
一体どこの情報網と繋がっているんだろうか、この人は。

「えっと、知ってる…の?」

「あ、事務所より外には漏れてないから大丈夫だよ☆」

「……ねぇ、李衣菜チャン」

「ん?」

そこにあった小さな箱を二つ、手に取り話しかける。

「みくが今この箱で何をしたいか…李衣菜チャンなら分かるよね?」

そして、箱を一つ手渡す。
あまり使っておらず、綺麗なままだ。
ーー角もきれいに尖っている。

「…奇遇だね、私も同意見だよ」

「お、おやおや、お二人さん?一体どうされました…?」

未央の顔が一気に恐怖の色に染まる。無理もないだろう。
物凄く痛いのが見て取れるような尖った箱の角を両目に突き付けられ睨まれているのだから。

「あっはは…ごめんねっ☆」

「あ、ちょ、こら待てえええええ!!」

「絶対に逃がさないにゃあああ!!」

「角突きつけて追いかけるのは流石に怖いってば〜!」

〜完〜

24 :名無しですよ、名無し!(秋):2015/11/14(土) 02:11:33.20 ID:GfxkB7Pm0
投下終了、結構制限引っかかりましたが見てくれた人ありがとうです

一応見やすい様にリンクを
>>2-8 >>15-16 りーな視点 実質本編
>>17-23 みく視点 本編の改変

25 :名無しですよ、名無し!(芋):2015/11/16(月) 17:34:11.83 ID:j9qKdhnhS
素晴らしかった乙

26 :名無しですよ、名無し!(茸):2015/11/26(木) 11:04:12.47 ID:/qV2eJdAS
いいねえ


27 :ギンコ ◆BonGinkoCc (栃木県):2016/02/03(水) 18:22:04.85 ID:GMFE03Zt0
ポッキーやトッポをくわえたら、無意識のうちにライターで炙っている…。
※タバコを一服する際の条件付けになってしまっているため。

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